いま注目すべき課題やテーマについて有識者をゲストに招き、未来に向けた具体的なアクションを考える「Q0トークイベント」。
今回は、Q0が出資する上の山放牧場の渡邊強さんと、ソニーグループでIoT事業を手がける萩原丈博さんをゲストにお迎えし、「食」と「テクノロジー」をテーマに議論を行います。
「100年先まで持続可能な畜産」を目指して実践を行う上の山放牧場を一つの事例に、価格やブランドといった分かりやすい指標だけではなく、新たな価値基準で丁寧に育てられたものを選び、食べる未来をイメージしてみませんか?
上の山放牧場では、地域資源を活用した飼料を使い、10年以上かけて育てた「放牧経産牛」を販売しており、自然環境や育て方に配慮した牧場経営を行っています。それは、食とともにその背景にある生産方法や環境を消費者に届ける活動でもありますが、そのような生産活動には解決すべき課題も多く存在しています。
Q0として実際に進めているプロジェクトをもとに、今後の食のあり方とテクノロジーの関係、食が生産される地方と消費される都市のつながりについて、皆さまと共にヒントを探ります。
登壇者・モデレーター
渡邊 強
株式会社上の山放牧場 代表取締役
1999年1月18日生まれ。高校卒業後、2年間和牛農家へ研修。その後、家業である和牛の繁殖農家を継ぐ。幼い頃から飼料を外国に依存しない牛肉を目指し、2021年に放牧を活かして生産した流通量1%未満の黒毛和牛の母牛を十数年放牧して生産した牛肉「放牧経産牛肉」の販売を始める。
萩原 丈博
一般社団法人 Arc & Beyond 業務執行理事 / Co-Founder
ソニーグループ株式会社 事業開発部門 CSV事業室
ソニーマーケティング株式会社 B2Bビジネス部 MESH事業室 室長
アイデアを形にできるツール「MESH」の開発者。2012年にソニーのR&D部門にて開発をスタートし、2015年に事業化。 現在、小学校から高等教育まで幅広く活用されており、最近は少年院などにおける学びの機会格差解消にも取り組む。 テクノロジーを文房具のようにアクセス可能にすることで、人々の創造性が引き出されていくことを目指している。ソニーグループが2024年4月に立ち上げた一般社団法人「Arc & Beyond(アークアンドビヨンド)」の業務執行理事も務める。
池田 友葉
株式会社Q0 アーキテクト
株式会社日建設計 設計監理部門 設計グループ
東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻修了。フィールドワークやサーベイを通し、リサーチにもとづく論理化とその実践を目指して活動する。
日建設計では意匠設計を担当。建築を通して地域の持つ力を世に発信することをテーマに掲げ、設計活動を行う。
Q0では、上の山放牧場のプロジェクトを担当する。
上の山放牧場について
上の山放牧場は、秋田県にかほ市・鳥海山の麓で黒毛和牛の放牧飼育や牛肉の販売に取り組む繁殖農家です。
40年以上前から無肥料・無農薬、自然の植生を生かした牧草飼育で、黒毛和牛の放牧を行ってきました。全国で1%未満しか流通していない、10年以上放牧で育てた母牛「放牧経産牛」の販売を行っているのが大きな特徴で、今後は放牧経産牛に加え、牧草のみを食べて育つ「グラスフェッド牛」の販売にも取り組もうとしています。
イベント概要
開催日 | 2024/8/1(木)17:00〜18:50 | 定員 | 100名程度 |
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開催方法 | オンライン | 配信 | Zoomウェビナー |
主催 | 株式会社Q0(キューゼロ) | 協力 | 株式会社ロフトワーク / 株式会社日建設計 |
参加費 | 無料 | ||
ご注意 | ※プログラムは予告なく変更される場合があります。 ※イベントの様子は、Zoomにて生放送、レコーディングおよびアーカイブ配信されます。 ※当日の配信URLは申込いただいたメールアドレス宛に前日までにご連絡いたします。 ※お申し込み締め切りは定員を鑑みて予告なく実施する可能性があります。 ※参加者の方からオンラインイベントの進行を妨げるような行為があった場合は、 イベントから退出していただく可能性があります。 |