ソウゾウの森会議は、「自分らしい生き方を想像し、秋田という風土のなかでの働き方を創造する人々が集う場」です。
2025年は、秋田市豊岩、仙北市田沢湖、秋田市雄和、五城目町の計4回、ソウゾウの森会議を開催してきました。それぞれの会議では、地域の歴史や文化と現代の問題意識をふまえて生まれた、「自然観光の持続性」「どうする?“うちの山”」「小商いから見つめる地域の未来」といったテーマについて、県内外からの参加者とゲストがフィールドワークと会議を通じて地域を知り、意見を交わしてきました。また、今年は参加者が企画案を出し、実際に開催する(第19回ソウゾウの森会議@秋田市雄和)という新しい取組も生まれました。

そうした流れもふまえ、今年の「ソウゾウの森〈大〉会議2025」が開催されます。12月13日午後、会場は秋田市文化創造館。テーマは「ソウゾウの森、走り出す」。これまでの会議を通じて、出会い、混ざり合ってきた個人個人が集まり、それぞれの方向に向かって”走り出す”。そんな出発点となる今年の大会議です。
これまでソウゾウの森会議に参加したことがある方はもちろん、初めて参加される方も大歓迎!次年度以降のソウゾウの森会議を一緒に考えていきませんか?
なイベントです。ぜひ、秋田の未来をソウゾウする者たちの大会議にお集まりください!

プログラム詳細
第1部
13:00-13:10 オープニング

13:10-13:40 アイスブレイク
13:40-14:00 プレゼンテーション「混ざり合う森の先―2025年のソウゾウの森会議」
今年のソウゾウの森会議は、秋田市豊岩、仙北市田沢湖、秋田市雄和、五城目町と、県内4箇所で開催してきました。どのようなテーマで、どんなゲストと一緒に、どんなことが話されたのか。主催者たちはどんな思いを持っていたのか。大会議2024「混ざり合う森」から生まれてきた、今年度のソウゾウの森会議を振り返ります。
▼ 登壇者

第17回
国際教養大学 准教授

第18回
株式会社遊名人 代表取締役

第19回
健康の森 プロジェクトリーダー

第20回
一般社団法人ドチャベンジャーズ
理事
14:00-14:35 セッション1「実りの森―これまでの歩みを振り返る」
2022年11月の第1回会議から、これまでに20回、ソウゾウの森会議を開催してきました。秋田全域をキャラバンしながら、その土地ごとの風土を体験し、多様なゲストのトークに触れ、参加者たちと一緒に語り合う時間が積み重なってきています。「森の価値変換を通じた、自律的な豊かさの実現」を目指すCOI-NEXT秋田拠点が、秋田の人々と対話する場としても機能してきました。過去の20回を通じ、私たちはどんな気づきや学びを得てきたのでしょうか。そして、どんな行動が芽吹いてきたのでしょうか。これまでのソウゾウの森の実について語り合います。
▼ 登壇者

「香りのブランド「森と、」
能代市地域おこし協力隊
栃木県益子町出身。高校の時からRural Laboの運営に携わり、大学を機に秋田へ移住し建築と都市を学ぶ。出会いがあり、大学を休学し協力隊に。木都能代を中心に、心温まる秋田杉の香りの商品と秋田の暮らしを感じるニッチな体験でつながりを創っている。

にかほ市
地域プロジェクトマネージャー
京都府出身。国際教養大進学を機に秋田と出会い、首都圏で勤務後、ご縁がありにかほ市へ。現在は「暮らしたいまちを自分たちでつくる」ことを掲げ、若者円卓会議を運営。様々な立場の人でつくる対話の場を通して、まちの課題に新たなアプローチで取り組む。

田舎の長男の嫁
3児の母
神奈川県出身。国際教養大学入学を機に秋田に来たのがご縁で秋田市雄和の限界集落に“嫁入り”。雄物川や里山の風景に魅了され、子どもたちや地域の人々とBBQや田んぼ遊びを楽しみながら、自然と共にある暮らしを実感。「ここで何ができるか」と日々模索している。

東北物産株式会社
新規事業開発部
プロジェクトリーダー
国際教養大学進学を機に神戸から来秋し、シェアハウスでの生活を通じて秋田の豊かな田舎暮らしを深く体感。在学中に40か国を旅する。秋田に魅了されつつも課題を目の当たりにし、卒業後は秋田残留を決断。現在は秋田市の企業でまちづくりの新規事業部を立ち上げ、複数の事業を担当中。
▼ ファシリテーター

国際教養大学 准教授
14:35-14:45 グループワーク1「感想シェアと新たなテーマ」
第1部のプレゼンテーションとトークセッションに対する感想をグループで共有しながら、ソウゾウの森の仲間たちと一緒に取り組みたいテーマを考える時間です。

14:45-15:00 休憩
第2部
15:00-16:10 セッション2「となりの森―同質性と差異について考える」
ゲストに大野佳祐さんと矢野直子さんをお迎えし、二人が関わってきた地域や企業での取り組みをお伺いします。人口約二千人の海士町がなぜ注目されるのか、無印良品のどんなプロセスが企業文化を構築するのか。異なるフィールドで活動される二人の実践は、それぞれが「自律した状態」をどのように築いてきたかを示す貴重な事例です。そしてそれは、私たちがこれまで育んできたソウゾウの森会議とも響き合うものです。秋田との同質性と差異を議論することで、よりしなやかな関係性や豊かさを築くヒントを見つけましょう。
▼ 登壇者

AMAホールディングス株式会社 代表取締役
1979年東京生まれ。2014年に島根県海士町に移住。廃校寸前の県立隠岐島前高校を全国から人が集まる高校に。2020年に教育分野から産業分野に越境し、起業。学校経営と地域経営の両面からまちづくりを探究中。

積水ハウス株式会社 業務役員
R&D本部 デザイン設計部長
多摩美術大学卒業後、良品計画、三越伊勢丹研究所、多摩美術大学非常勤講師などを経て2020年積水ハウス株式会社に入社。2023年より現職。同社の愛着を育む住宅、デザイン思想「life knit design」を推進。

林 千晶
株式会社Q0 代表取締役
16:10-17:45 グループワーク2「ソウゾウの森から生まれる、私たちのテーマ」
ソウゾウの森会議は次年度から、より参加者一人ひとりの主体性に重きをおいた形態へと進化していきます。参加者の皆さん一人ひとり「やりたい」、「大事なことだと思う」、「応援したい」という気持ちがこもったテーマを出発点に、それを推進するコアメンバーと応援するサポーターがチームを組み、①テーマに取り組む動機や理由、②目標設定、③ありたい状態に至るまでのプロセス、を描きます。


17:45-18:00 クロージング
イベント概要
| 開催日 | 2025年12月13日(土) 13:00-18:00(12:15 受付開始) | ||
|---|---|---|---|
| 参加費 | 無料 | ||
| 定員 | 100名 | ||
| テーマ | ソウゾウの森、走り出す | ||
| 問い | 2022年からはじまったソウゾウの森会議。秋田全域を訪ね、土地ごと風土に触れ、自分らしい暮らし方と働き方に関する対話を重ねてきた。こうして生まれたソウゾウの森というネットワークから、どんなテーマが生まれ、プロジェクトとして走り出すだろうか。仲間と共にソウゾウしよう。 | ||
| プログラム | 13:00-13:10 オープニング 13:10-13:40 アイスブレイク 13:40-14:00 プレゼンテーション「混ざり合う森の先―2025年のソウゾウの森会議」 14:00-14:35 セッション1「実りの森―これまでの歩みを振り返る」 14:35-14:45 グループワーク1「感想シェアと新たなテーマ」 14:45-15:00 休憩 15:00-16:10 セッション2「となりの森―同質性と差異について考える」 16:10-17:45 グループワーク2「ソウゾウの森から生まれる、私たちのテーマ」 17:45-18:00 クロージング | ||
| 会場 | 秋田市文化創造館 2F スタジオA 秋田県秋田市千秋明徳町3-16 https://akitacc.jp/ アクセス 徒歩:JR「秋田駅」西口から徒歩約10分 バス: ・秋田中央交通「千秋公園入口」下車徒歩約5分 ・中心市街地循環バス(ぐるる)「ミルハス前」下車すぐ 車:駐車場はありませんので近隣の有料駐車場をご利用ください ・あきた芸術劇場ミルハス駐車場 https://maps.app.goo.gl/KWxdkf2EZvyKTB8D7 ・エリアなかいち駐車場 https://maps.app.goo.gl/FhkjrHw8Ky38Uroi6 | ||
| お問い合わせ先 | 国際教養大学 応用国際教養教育推進課 MAIL:research@aiu.ac.jp TEL:018-886-5905 | ||
| 主催 | 秋田 COI-NEXT拠点 ソウゾウの森会議 主催:公立大学法人国際教養大学 共催:株式会社Q0 連携:公立大学法人秋田県立大学、公立大学法人秋田公立美術大学 | ||
