秋田県で活動している磯貝健さんに3つの質問!

磯貝さんの活動内容や、その活動を通して目指す姿についてインタビューしました!
Column#秋田#グローバル#人材育成

Profile

磯貝 健
磯貝 健(いそがい けん)
(公立大学法人 国際教養大学 常務理事兼副学長)

神奈川県横浜市生まれ。民間企業の海外勤務時に「日本人が海外諸国に対し、しっかりとした発信力、交渉力を持たないがゆえにビジネスや国益にも影響していること」、「英語力と仕事の知識だけでなく、教養と人格なくして世界では通用しないこと」に気づき、日本におけるグローバルな視点からの全人教育の必要性を痛感。2004年の国際教養大学の設立時より勤務。職員と教員の二刀流を経て、現在は「自分達で作り上げる独自の大学」の実現のため、全方位的に大学運営に携わっている。

Q:秋田県で取り組んでいる活動について教えてください!

日本の田舎の象徴である秋田県で、「応用国際教養」をテーマに、独自な人材育成に取り組んでいます。知識を頭の中で処理するのでなく、人口減少、医療、食糧、エネルギーなど、秋田のあらゆるものを題材として取り上げ、それらが世界の課題、未来の課題と繋がっていることを発見し、解決のための身体知を身に付けていくのです。そのためには「みんなで育てる」ことが必要であり、その舞台となるユニバーシティ・タウンを作りたいと考えています。

「お土産開発プロジェクト」活動の様子

Q:Q0と一緒にどんな活動をしたいですか?

本学は秋田にあって全国区であり、日本の全都道府県から学生が集まっています。また海外50か国200の提携校からの留学生がキャンパスの4分の1を占めています。この多様性の中に様々な大人が更に加わり、大人の知恵を持ち込んだら、新たな化学反応が起きると思います。Q0さんを通して、この化学実験を行うことができれば幸いです。

「AIU Lab.」活動の様子

Q:その活動を通じて20年後に目指す姿を教えてください!

大人が大学生を教え、大学生から学ぶ。大学生は高校生を教え、高校生から学ぶ。この連鎖を続けて行くと、幼稚園児から大人まで、学年や学校の壁を越えた学びの共同体がリアルとバーチャルでできる。田舎なのにグローバルで、科学技術が生活に溶け込んだ理想郷を、志ある若者が中心となって築き、それが日本や世界のモデルになる。それこそが20年後に実現すべき人材育成の結果だと思っています。

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